喉の奥が黒いことから喉黒の名が付く。房総半島と新潟県以南の日本海、インドネシアなどに分布する。体長30cmで、岩礁域で生息する。近年は島根県の「どんちっちノドグロ」、長崎県の「紅瞳」などのブランド魚が登場していることも人気の証だ。
ふんわりと柔らかい身には白身魚らしいクセのない脂をたっぷり蓄えていることから近年人気が出た。サッと炙って握ってもよし。生で頂いても脂の甘味を十分に味わえるネタだ。
【ノドグロの基本データ】
分類:スズキ目ホタルジャコ科アカムツ属
学名:Doederleinia berycoides (Hilgendorf,1878)
地方名:アカウオ(高知県)、キンギョ(広島県)、メブト(長崎県)、ダンジュウロ、ギョウスン(富山県四方)、トラハツメ(富山県)、キンメ(高知県)
魚名の由来:魚の喉の奥が黒いから、その名が付いた。