白身(SHIROMI)

皮剥
皮剥

皮剥

カワハギは北海道以南や東シナ海などの浅い砂底と岩礁が混じるような環境に生息する。全長は約30cmで、細かなトゲ状のウロコは固く、皮が厚い。皮をはいでからでないと食べれないことから名が付いたとされる。皮はヤスリの代用として使われるぐらい固い。ウマヅラハギに比べると体が丸いので、マルハゲと呼ばれる。

適度な脂を含んだ身はシコシコしていて弾力があり、クセがなく上品な味わい。薄く切りつけたネタに旨みの増した皮剥の肝をちょっとのせて頂くと贅沢の一言につきる。

【カワハギの基本データ】
分類:フグ目カワハギ科カワハギ属
学名:Stephanolepis cirrhifer (Temminck & Schlegel,1850)
地方名:ギハギ(宮城県)、ハゲ(三重県、関西地方、四国地方)、ギュウ、スブタ(愛知県名古屋)、バクチウチ(兵庫県、鳥取県、岡山県、紀州)、カワムキ(福岡県)、ゲンバ(千葉県勝浦)、ツノコ(鹿児島県)、メイボ、メンボウ(福井県、島根県、山口県長門)、ハギ(宮崎県)、バクチ(静岡県)、ウシズラ、ハズ(駿河湾)、マルハゲ(明石)、チッチ(青森県)、コグリ(山形県鶴岡、新潟県)、ゲバ(神奈川県)、コウモリダイ(石川県、富山県)、ツノハゲ(紀州)、チョウカレンボ(鳥取県)、モチハゲ(広島県、山口県)、コクサン(高知県)、マブユ(沖縄県)
魚名の由来:調理の時、丈夫な皮を剥がなければならないことからきている。

主産地

千葉 神奈川 大分 三重

晩秋~冬